介護職の場合の休職後の正社員復帰について

資格の多い介護業界は、資格と実務経験がキャリアとなるため休職後に正社員復帰する場合にも、そのキャリアを活かして再就職先も見つけやすいと言われています。自分のキャリアに適切な職場探しをしたいものですが、休職期間の長さや期間が長かったことによるスキルなどで復帰に不安を抱いている方もいるようです。仕事を思い出し、慣れるまでの十分なフォローをほかの職員から受けられることが肝心です。施設や事業所によっては、未経験者の採用の際と同様に充実した教育制度が整っている場合や、いきなり経験者として当然のように多くの仕事を任せられる場合などさまざまと言えるでしょう。その点の見極めが難しいですが、求人募集の待遇情報により教育制度や自分自身で実際に職場の確認を行なうことも必要です。

正社員復帰には、産休や育児休暇制度を利用して復帰することもあります。この場合には、育児・介護休業法によりこの休暇を取得したことによる不利益な配置転換などは禁止されているので、原職に復帰して仕事に就くことができます。休暇制度利用前と同様に通常の勤務体制で仕事を続けられる場合は問題ありませんが、育児を支援してくれる家族が近くにいない場合や保育所の稼働時間が短いなどの理由により通常勤務が困難な方もいるでしょう。その場合には時短勤務が利用できますが、通常勤務時間よりも数時間短縮した労働となるため、ノーワーク・ノーペイの原則に則し以前の給料よりも減給となることを理解することも必要です。また、保育所や託児所は日曜休み、幼稚園に関しては土日休みというところも多く、預かってくれる人がいない場合は、完全週休二日制の求人を探してみるのも一つの方法と言えます。